神奈川銀行住宅ローン口コミ（変動金利35年）
私は34歳東京都在住の者です。不動産営業を行っており、お住まいのお手伝いをする手前、住宅ローンのあっせんなど日々業務として行っています。
ただ、実際に自分自身が住宅ローンを組んでみると、とても緊張し、途中、様々な事もあったので、今回はその体験談を皆さまに紹介したいと思います。
少しでも今後、住宅ローンを組む方のお力になれたと思います。
まず、当時住宅ローンを組んだ際の私の簡単な情報を記載します。
■世帯年収
本人：770万円 正社員
配偶者：なし
■家族構成
本人：31歳
配偶者：32歳
子ども①：8歳
子ども②：4歳
■物件価格
土地価格：2,980万円
建物価格：1,850万円（※外構工事費用別）
追加工事：180万円（※契約後に追加契約によって変更になった費用）
外構費用：100万円
諸経費：310万円（※物件購入時にかかった登記の費用や仲介手数料など）
計：5,420万円
■住宅ローン
頭金：420万円
借入：5,000万円
変動：35年間 0.775％
■貯蓄
500万円
■その他事情
車のローン：残債100万円（月額1.7万円 残3年）
カードローン：30万円（月1万円 残2年弱）
以上が今回の住宅を計画する上での情報です。
結論から申し上げますと、今回住宅ローンを組んだ先は「神奈川銀行」という地方銀行になります。
実際に住宅ローンを申し込んだ先は、神奈川銀行、横浜銀行、りそな銀行の3社で、その中で神奈川銀行を選択しました。
横浜銀行、りそな銀行は承認は出たのですが、条件が折り合わず借りなかったのですが、参考に以下にそれぞれの条件を記載します。
（横浜銀行の条件）
借入可能額：4,850万円 金利優遇1.6% 期間35年
（りそな銀行の条件）
借入可能額：5,000万円 金利優遇1.3% 期間35年
見て頂いての通り、横浜銀行、りそな銀行は金利の優遇が1.6%、1.3%となり、当時の基準レート2.475%（変動金利）から計算すると、仕上りが、0.875%、若しくは1.175%という条件での承認でした。（ただし事前審査の条件でしたので、最終審査の結果ではありません）
横浜銀行は更に借入金額が減額されて、無理すれば用意できないお金ではありませんでしたが、150万円という自己資金を更に出すとい
のはかなり厳しいものがあります。
そこで、神奈川銀行にしたのですが、ここで、1つ、なぜ、横浜銀行の借入額と横浜銀行とりそな銀行の金利優遇が満足いく結果にならなかったのかをお伝えします。
それは、カードローンと私の給与の仕組みに原因がありました。
カードローンは若い頃、飲み食いをしてしまった時にSMBCより借入を行ったもので、延滞もなく返済はしておりました。
ただし、銀行側からすると、所得はまあまああるのに、キャッシュフローが回っていないのだなと判断をされてしまったのです。
返済実績は評価するが、借入を起こしている事があまりよくないという判断です。そこで、安全値として、金利優遇をこの位にしようという事となったのかと思います。
次に、私の給与の仕組みですが、私は冒頭で述べた通り、不動産営業を行っており、固定給＋歩合給という仕組みで給与を頂いております。
つまり、年収は770万円あるのですが、極端な話、100万円の月もあれば30万円の月もあるというバラつきのある給与なのです。
本来、勤続年数が3年以上あれば源泉徴収票の提出のみで足りるので、月額の給与なんて分かりりもしないのですが、不動産営業を行っている事は明らかなので、詳細を求められ提出した結果、給与の不安定さが露呈し、このような結果となったのです。
最終的に選んだ神奈川銀行では、月の給与というより、年収を重視してくれて、多少保証料（借入をする際に保証人代わりをしてもらうため保証会社へ支払うお金、必ずしもかかるわけではありません。金融機関によって無料のところもあります）が高くなりましたが、借入希望額、金利の優遇も満足が行く結果を頂く事が出来ました。
私自身、日々業務で住宅ローンを紹介しておりますが、必ず気にしていただく事としては、
①年収と借入希望額のバランスはとれているか
②消費者金融などの借入はないか
③他の借入は遅滞なく返済しているか
ここをまずは確認していただいた方が良いと思います。次に
④自分自身が務めている会社の規模
⑤給与はどのような仕組みでもらっているのか（歩合給が多いなど）
その結果によって借入額や金利などが最終的に決定します。
昨今AIによってお客様の住宅ローンの審査も始まっているようです。
今後はもっと簡素化した審査となり、借り難い方はもっと借り難い時代が来るかもしれません。
是非よい借入れが出来るよう計画を立てて無理の無い返済をしてください。
